住職ご挨拶

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お寺の運営についての思い

麟翁寺は曹洞宗の寺院。坐禅を通して自分の心と向き合うことを大切と考えます。けれどそれは決して「押し付ける」ものではありませんので、皆さんが求めるものに寄り添いながら、広く何かを提示できる寺院でありたいと考えております。コロナ禍となり、坐禅会を開催することが難しくなっています。けれど、自分の心と向き合う方法は一つではありません。何か自分に適したものを見つけることが大切です。

氷室 崇元(ひむろ そうげん)

福岡県嘉麻市 曹洞宗麟翁寺 住職

認定臨床宗教師。曹洞宗布教師。曹洞宗詠讃師。
『死の体験旅行®』『いのちの積み木』ファシリテータ

今日の日本では、日常生活の中で『死』を強く意識する機会は、ほぼ有りません。
そのため、『命』の危険にさらされた時、私たちは為す術なく大きな不安やストレスを抱えて立ち尽くしてしまうのだと思います。
本来、『生』と『死』は一体。ともに『生』と『死』について考え、自らの『命』の輝きに目を向けてみませんか?

17歳の時、突然、前住職であった祖父が逝去し、本格的に僧侶の道を歩み始める。 駒澤大学仏教学部卒業後、永平寺で修行。その後、駒澤大学大学院仏教学専攻修士課程修了。 仏教の智慧、特に禅の教えを伝える傍ら、グリーフケアに関心を持ち、臨床宗教師としても活動。 いまをより良く生きるには『死』と向き合うことが大事だと考え、「死の体験旅行®」ファシリテータとしても活動中。
また、「私」という存在は多くの命に支えられていることを視覚的に体験できる「いのちの積み木」というワークショップも行っています。

また、子どもの頃から美術品に興味を持ち、博物館学芸員の任用資格も取得し、嘉麻市文化財保護審議会委員も務めています。